レイ・ハラカミ「Lust」

Lust

Lust

いつの間にかUA矢野顕子さんとコラボして、
すっかり有名な人になってたレイ・ハラカミの4th。
彼と言えばサイン波の音色を巧みに使った、
ものすごいメロディアスな楽曲がメインなのですが(UA「閃光」はその真骨頂!)
今回も基本的にはその路線(っっていうか、この人にはこの路線しかないんですが)。
彼独特のハーモニー感も健在です。
あえて言えば、以前よりもさらに増して音が遊んでいる感じが強くなっていますね。
個人的には、この人の音は「真っ暗な部屋の中でボンヤリした光が光ったり消えたり」しているイメージがあって。
これは「Extra」の頃のケンイシイなどとも共通する感覚だと思うのですが、
ケンイシイにあった「未来感(これは今聞いても失われてないと思っています)」の代わりに、
レイ・ハラカミの音には「まろやか感」があると思います。
(…と書くと微妙か(w非常に丸い音です)
iPodに入れて持ち歩きたい音楽とはまた違うけど、
家にいるとき、ふと聞き入りたくなる音楽です。