偶然のお見かけと思い出した事

今日、来月の友人の結婚式に向けてここは一枚くらい仕立てYシャツを!と思い、
偶然母が頂き物の割引券を持っていた「英国屋」に行って来ました。
仕立て自体初めての事で、お店の雰囲気もちょっと優雅な感じに緊張しつつ、
生地を選び、襟を選び、カフスを選び(カフスなんて今までした事ないですよ〜)という、
これはこれでハマってしまいそうな(w作業だったのですが、
最後の最後、お店を出る寸前にある来客でお店の雰囲気がいきなり変わりました。
「ネクタイを探したくて…」と話していたその初老の男性、どっかで顔を見た事あるなぁ、と思いながら、
店を出た所の路上に居たセンチュリーでピンと来た。


張富士男さんだ。


店を出てからじゃ時は既に遅く、
挨拶をする事も出来ずにその場を去ったのだけれど…。


ここで気がついた。
「挨拶しなきゃ」って思ったのは何で?


自分が(端くれでも)トヨタの中に居るからなんだよな。


今まで「トヨタの中に居る」って言う事を意識する事なんてそうなかった。
車も(こないだも書いたけど)トヨタの車を買うって言う頭はなかったし、
(一時祖父のスプリンターに乗ってた時期はありましたけど)
会社の中でもトヨタの、TMCの事は何か遠い雲の事の様な感じだ。
確かに僕らのクライアントはTMCじゃないけど、
TMCが車を売ったりして行くフローの中に僕らの仕事はあるはず。
でも、それを僕の会社の人たちはホントに意識してるんだろうか…と言う気がする。
(環境は確かにいいけど、厭世感あふれる職場だと正直思う。)
自分も、正直それに染まった気がしていた。


でも、あの瞬間の「挨拶しなきゃ」って気持ちは、
「有名人に声かけたい」とは明らかに違った。
彼がレクサスを押し進め、色んな業務を押し進めて行ったからこそ、
僕らの仕事はある。
その事に対する、自分なりの感謝の気持ち、というか…
彼が会社としてやった事が、結果的に僕を成長させてくれたんだ、という事に対する感謝の気持ちだ、と思う。
そして、それは僕が「トヨタの中にいる」からこそ生まれた気持ちなんだな。


本当に、今になってお声をかけなかった事を後悔しているんだけれど(w
自分が「トヨタの中に居る」ことと、「少なくとも今はそれに感謝している」という事に気がつけただけ、良かったのかと思う。



今度の試乗は、トヨタにいってみようかな。